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こじんまりとした直売所には有機JAS認定商品やこだわりのお米が並びます。 せっかくなので飯田市近隣の阿智村の有機JAS認定商品と地元農園の商品を購入。
●生活菜園 テスク 長野県飯田市 鼎名古熊2189-1 ℡0265-22-2388 営業時間:夏期 10:00~18:00/冬期 10:00~17:00 定休日:毎週水曜 ・2000年6月オープン ・南信州ゆうき人
★購入商品 ・長野県下伊那郡阿智村産有機JAS赤ピーマン
・↑ 森林農法/野草野菜 農園さくら 長野県飯田市中村 キュウリ3本、味よしナス
森林農業(アグロフォレストリー:Agroforestry) は「樹木を植栽し、樹間で家畜・農作物を飼育・栽培する農林業」をということで、コーヒーの栽培方法等で紹介されることが多いのですが、それを実践している方が飯田市にいらっしゃることを初めて知りました。 大変、興味深い栽培方法というか生産方式だと思います。感心しました。
ご存知の通り、青果物の肥料や農薬使用等の栽培方法について、こだわり表示をする場合は有機JASを頂点として特別栽培等の 農水省ガイドライン表示を遵守する必要があるわけですが、例えば、不耕起(耕さない)、不除草(除草しない)、不施肥(肥料を与えない)、無農薬(農薬を使 用しない)という栽培方法はある意味、有機JAS商品よりも困難な栽培方法だと思われるものの、あくまでも自己申告であって、有機JASのように登録認定 機関から「これは間違いなく有機野菜」だと認証されているわけではありません。なので、自然農法や森林農法だけでなく、より自然に近い資材を使って特別な 方法で栽培された生産物であっても、農薬や肥料に関するこだわり表示をする場合は別途、有機JAS等の認証を受ける必要があります。 個人間の取引ならば互いが納得すればまったく問題はないのですが、一般の小売店や直売所に並ぶ時には農林水産省のガイドラインに則った表示をしなければならないというのが国が決めたルールです。
自然栽培や森林栽培だけでなく、農薬を使わずに栽培することを“無農薬”と表現するのは少し誤解を受けるおそれがあります。ですが、実際に使わずに栽培し ている生産者も少ないながら存在します。食彩品館.jpもそのような野菜・果物に巡り合ったことが何回もありますが、素晴らしい圃場で尚且つ、立派な使命感を 持った生産者が永年の経験と科学的な根拠を持って生産に励まれていることも承知しています。 ですが、無農薬と言うのは前述の通り、消費者に誤解を生じさせる恐れがあるとして使わないように農林水産省ルールで決められています。
有機JASは商品に対して認証しているだけでなく、その生産物が作られ出荷・流通する過程のシステム全体を認証しているということを理解しておかなければいけないと思います。 自然農法や森林栽培は生産手段であり、ある意味思想です。生産者の使う“無農薬”はそういった生産手段のことを言っているのですが、その“無農薬”という言 葉から消費者がイメージするのは生産手段はもちろんですが、商品にまったく農薬(自然界に存在するものを含めて)が存在しないことと受け止めていることを 理解しておく必要があります。毎回、毎回残留農薬の試験をするわけにもいかないので試験をするとしても抜取で、試験結果も「不検出」。不検出は存在しない というよりは「検出限界以下」ということなので、“無”とは言い切れないと思っています。個人の受け止め方ですが。
なので、今回購入したさくら農園の野菜のように、店頭ではガイドラインに則った表示をして、ホームページで生産者の考え方をアピールするというが食彩品館.jp的には好ましい方法だと思います。
商品の安全性や特徴をアピールする時の心地よい言葉だけでなく、なるほどそういうことかと理解した上で生産物を購入できるというのは幸せなことです。 表示は「事実を購入者に正しく理解してもらう」ためのものであって、決して売上を伸ばす目的で使用するものではないと思っています。================================<関連記事>・2015/09/30茶草場農法(静岡県菊川市~島田市)・2015/03/30無農薬栽培という表示を気にする理由・2012/11/24“無化調”という表現について★・2012/05/16無農薬栽培という表示に対しての見解・2012/01/30“なんちゃって”オーガニック・2011/06/13JAS有機栽培・オーガニックについて
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